インディゴは「染まりにくい」という性質があります。
そのため、ジーンズを染色する際は何度も染色工程を繰り返すことで
目標とする色に近づけます。
ジーンズの染色回数は一般的には8回〜16回程度。
なぜその回数かというと、それ以上染色しても色は濃くならないと言われていたからです。
そんな、常識を覆したブランド、それが「negative denim」
その魅力を紹介します。
negative denimとは
2019年に誕生した国産ジーンズブランド「negative denim」は、岡山県倉敷市児島を拠点とするジャパンブルーが手掛ける新鋭ブランドです。
最大の特徴は、世界初の32回染めという染色技術によって生み出される、深みと立体感に圧倒されるほどの美しいインディゴカラーです。
「JAPAN BLUE」は現在はジーンズブランドとして有名ですが、元々は生地屋。
元生地屋だからこそのテキスタイルの技術と、藍染め職人の方々がいたからこそ完成した
ジーンズとなっています。
購入可能な場所/購入の決め手
購入可能な場所
「negative denim」はオンラインサイト「デニム研究所」もしくは岡山県児島ジーンズストリート内「BLUE WALL」もしくは、ブランド取扱いセレクトショップでの購入が可能です。
デニム研究所オンラインサイトはこちら↓
おすすめはジーンズストリート内に店舗を構えている「BLUE WALL」です。
店舗に行くと複数の色落ちサンプルを見ることができ、どんな色落ちを目指して履きこむかを決めることができます。
このジーンズの最大の魅力は32回染めであるからこその色落ちを楽しむことできること。
購入を検討している方はぜひ店舗にてサンプルを見てください。
購入の決め手
購入の決め手はなんといっても「超濃紺」であることです。
ジーンズは履き続けるといつかは色落ちをしていき薄いブルーになっていきます。
ですが、個人的には濃紺な色のジーンズの方が好きであり、濃紺な状態で長く履き続けることができるジーンズを探している中で「negative denim」に辿り着きました。
32回染めをしているジーンズはこのブランドだけのため、人と被りにくいのも魅力。
オンラインサイト「デニム研究所」または実店舗で購入することで裾上げをユニオンスペシャル、かつ無料でしてくださいます!
履き始め後の裾直しも可能なので、裾上げ無しで様々なロールアップを楽しんだ後に切ることもできます。
実際の購入品
購入した日は2022年の12月。
型番はBND-PT005 ベーシックなストレートシルエットです。
サイズは29インチ
約1年半、仕事が休みの日はほぼ必ず履いています。
履き続けているが流石は32回染め。
1年半履き続けているにも関わらず、一般的なジーンズの未使用時の色に近いです。
最近やっと裾の部分やバックポケット部分は色落ちが始まりました。
ジーンズを履く時は右ポケットに携帯、左ポケットにキーケースを入れているのですが、
右ポケットだけ少し色落ちが見られる程度。
まだまだ楽しめる1本です。
ジャケットは2023年の8月に購入。まだ1年も着用していません。
購入したのは1stモデル。
ヴィンテージの大戦モデルをベースに作られていることもあり
・月桂樹ボタン
・フラップなしポケット
・スプリットバック(Tバック)
等細部までこだわり抜いた1着となっています。
このジャケットも数十年と着続けることで色落ちを楽しみたいです。
注意点
とにかく濃紺 最初は何にでも色移りがします。
私の場合、Tシャツ、ブーツ、スニーカー、車のシート部分、トートバッグなど様々なものが藍色に染まりました。
ジーンズの洗濯を洗濯機ではなく、ジーンズ専用洗剤を使用し浴槽で洗濯したのですが、
最初の洗濯では浴槽までもが藍色になりました。(お風呂用洗剤で洗い続け浴槽の色は落ちました。)
このような色移りがあることも購入時は考慮してください。
私はこの色落ちを楽しめたので全く問題はありませんでしたが、気になる人もいると思います。
ジーンズに白Tシャツこそ王道!
ですが、、正直洗濯を数回するまでは白Tシャツを合わせない方が無難です。
必ずTシャツの裾部分が綺麗な藍色に染まります。
色移りを最小限に抑えたい人は、着用する前に数回洗濯してください。
まとめ
「negative denim」は
・「ジャパンブルー」が手掛ける世界最大染色回数のジーンズブランド
・とにかく濃紺で履き続けることで深い色落ちを楽しむことができる。
・最初は何にでも色移りすることを覚悟で着用するべき
濃紺ジーンズを長く履き続けたい人、他にはない色落ちを楽しみたい人に
履いていただきたい1本です。